ストレス社会が便秘の原因

便秘の原因と言うと食生活ばかりが思い浮かびますがストレスも便秘の原因の一つです。
ストレスをためると胃の調子が悪くなることがあります。
腸も胃と同じく消化器官ですからストレスの影響で動きが悪くなったり壊れたりします。

ストレスがたまると自律神経の動きが悪くなります。
自律神経は心臓や血管、呼吸といった無意識の動きを操作しています。
ですから自律神経の動きが悪くなると体内時計が狂ったり便意を感じなくなったりしてしまいます。
腸の蠕動運動と自律神経はつながっているため自律神経の乱れが腸にも影響します。
腸の動きが悪くなって便秘になるのはもちろん、食べたものがきちんと栄養を吸収されないまま排出されてしまうこともあります。
このような状態になると便秘と下痢をくりかえすようになります。
ただの便秘ではなくこのような症状の時にはストレスが原因になっていることが多いです。

このようなストレス性の便秘は男性に多いと言われています。
会社勤めをすることで社会的にストレスを受けやすいためです。
だからと言ってストレスを取り除くのはなかなか難しいものです。
仕事を止めるわけにもいかないですし、働いていれば嫌なことも受け入れなければならない場面もあるからです。
そこで、ストレスを発散する方法を見つけることが大切です。
趣味を見つけたりや運動をしたりしてうまくストレスを解消できる方法を見つけましょう。

また、男性は外食する機会が多く食生活が乱れがちです。
食生活が乱れると善玉菌が減り悪玉菌が増え腸の動きが悪くなってしまいます。
そこで、善玉菌が増えるよう発酵食品や食物繊維を摂ることを意識しましょう。
家での食事は和食中心にしたり、一人での外食では魚や野菜を多く摂ることを意識することも効果的です。
また、男性は一日の水分量が少ない人が多いです。
水分不足は便を硬くして便秘になったり便が腸に残りやすくなります。
コーヒーは水分を排出してしまうので、水やお茶を極力飲むようにしましょう。
その際常温や温かめのものを選ぶ方が腸に刺激を与えず良いです。

このようにストレス以外にも便秘の原因になっているものがある可能性がとても高いです。
そこで、ストレスを取り除いたり発散させつつ便秘解消に効果のあるものも取り入れていきましょう。