腹痛を伴う便秘

便秘の人の中には腹痛を伴う人もいます。
これは、便秘の症状の重さには関係なく軽度のものの時にも起きるものです。
これになった時に腹痛をもたらす原因は腸内にガスがたまることだと言われています。
ガスが原因の場合には体を丸めると腹痛が軽くなり、体を反らすと腹痛が強くなります。
便秘が続くほどガスがたまるので腹痛はひどくなっていきます。

便秘がひどい時には下剤や浣腸で排便を促します。
同じようにガスがたまってお腹が張るときには薬を飲んでガスを出すこともできます。
しかし、これもどうように薬に頼りたくないと思う人も多いものです。
そこで、薬を用いず対処できる方法がいくつかあります。

まずはお腹のマッサージをする方法です。
おへそを中心にお腹に『の』の字を書くように指でお腹を押していきます。
『の』の字に押すことで腸に沿って刺激をすることができるためです。
マッサージをするとお腹が温まり腸の動きが活発になります。
そのため、ガスが出るだけでなく便秘解消にも腰痛にも効果的です。

また、ツボを押す方法もあります。
『谷合』という親指と人差し指の骨の付け根にあるツボがあります。
ここは腹痛に効果のあるツボなので刺激すると少し楽になります。
ツボのあたりをつまむように刺激してあげると効果を感じられます。

あとは食べ物にも効果的なものがあります。
これに効く食物繊維やオリゴ糖、発酵食品はもちろんですが最も良いと言われるのはさつまいもです。
さつまいもは特に効果的でガスの排出を促すだけでなく排便も促してくれます。
そのため、便秘解消にも効果的ですから便秘での腹痛が起きることを減らしてくれるようになります。

便秘による腹痛はこれを解消していけば自ずと治っていきます。
ですから、腹痛が出たときに慌てて対策をするのではなく日ごろから便秘を解消するよう心がけることが大切です。
便秘はそのままにしておくと肌荒れやむくみ、疲れやすさ、自律神経の乱れなど様々なトラブルを引き起こします。
さらには大きな病気にかかることもありますから早いうちから対策をしておきましょう。